The WHO’s Tommy のピンボールとTシャツと私
もう、20年以上も前の話しになるけど、
当時、データイーストというゲーム会社の広報の仕事に夢中になっていた自分がいたわけなんです。
今思うと、家庭用、ゲームセンター用のゲーム全般と、ピンボールについても宣伝広報をさせていただいてまして、
そりゃあまあ、年間合わせると10数タイトルはリリースしていましたんで忙しかったんですけど、でも、やりがいがあって
楽しい仕事でした。
特にその当時、ファミコン通信のチムコ中掘さんという編集部の方と仲良くさせていただいてまして、色々とやらせていただいていたんですけど、
そんな中で打ち合わせの最中に出てきたことが、
ピンボールも、いつまでも屋根の下にあっちゃあダメだ!!
なんていうことがありまして、そのノリでやったのが、
アウトドア・ピンボール
っていう企画でして(笑)東京の名所を手当たり次第にトラックの荷台にピンボールを載せて、行く先々でデータイーストが誇るピンボールの魔術師こと堀口名人や
チムコ中掘さんにピンボールをプレイしてもらうという(笑)。
結局、特集ページまでは至らなかったんですけど、でも、中掘さんの記事中に、その時撮影した様々な写真を使っていただいたりしまして・・・
ということがありました。
今思うと、本当に、中掘さんもそうですけど、堀口名人がノリノリで対応していただいたのがもう最高でしたねえー(笑)。
しかも天候にも恵まれていまして、青空の下、都内の名所をトラックの荷台に剥き出しでピンボールを載せたまま走り回ると言う、今思うとロボットレストランの宣伝カーの先を行く、イカしていてバカバカしいことをやっていたなあと思い出しました。
しかもトラックなんで、運転は私で、堀口名人と中掘さんとの3人で運転席ギチギチで移動していました(笑)。
その時に荷台に載せていたのが、データイーストピンボール「The Who’s Tommy」!!
映画やブロードウェイミュージカルにもなった、ピンボールを題材にした作品なんです。
ピンボールとしてのデザインも秀逸で、
筐体も真黄色だったので、それはそれは、公園の緑や、青空にまあー映えること映えること(笑)。
あ、筐体はこのような感じです↓カッコイイですよねえーー。
で、その時、堀口名人がきちんと(どこで入手したのかは未だに不明なんですけど)着ていたのが、そのピンボールの内容そのものな、「The Who’s Tommy」のTシャツだったんです。
それがまた、カッコ良くてねえーー・・・欲しかったんですけど、日本じゃ売ってないようなことを名人も仰っていましたんで、入手は諦めていたんです。
時は1994年。今でこそインターネットでいくらでも入手方法も入手先もあるかもしれませんけど、その当時はねえ・・・どうにもならなかったんで、まあ、仕方無いなあ・・・って、諦めていたんです。
そんな時(っていうか、その撮影の数年後だったかと思いますが)
・・・たまたま大手町の帝国劇場の地下を歩いていましたら、ミュージカルもののグッズショップがありまして、、、
そのお店に燦然と光り輝く!!!
あの!!!
あの!!!
The Who’s Tommy のTシャツがあったんですよ!!!
・・・・ええ・・・・
即買いしました(笑)
その後、ハレの舞台の際にはちょくちょく着ていまして・・・・もう、10年以上は買ってから経過しているはずなんですけど、
今でもほころびも致命的な色落ちもなく、今でも時折、着ています。っていうか、さすがブロードウェイですねえー!グッズも一流です!!
デザインはこんな感じです↓
ねっ!?カッコイイでしょ!?
っていう感じで、今でもこのTシャツを着たり見ていたりしますと・・・あの当時のピンボールにも賭けていた宣伝広報担当としての”熱量”を思い出すのですよ。
このTシャツ・・・私にとっては、良き思い出と共に、お気に入りの一着でもあるのです。
っていう、思い出話しでした。
今週のお題「お気に入りの一着」