つまり、機関車なわけです

saitoukanchou2012-10-05

今、住んでいる矢部の家から歩いて10数分・・・JR横浜線淵野辺駅にほど近い場所にある「鹿沼公園」に、D52 235号機があります。

国内最強にして最大の蒸気機関車が、どのような経緯で最後の走行となった北海道からこの相模原に来たのかは定かではありませんが、今でも保存会の方が整備をしているお陰で、屋根の無い屋外展示であるにも関わらず、非常に素晴らしいコンディションを維持しています。




それにしてもデカい!!これがすぐ近くを走る横浜線と同じ規格の線路を走行していたのかというのが、信じられないほどです・・・。

元々、先に設計製造されたD51が1000tの貨物列車を1台で牽引できていたものを、戦時中の急激な物資輸送の需要から、それを2割増しとする1200tの貨物列車を1台で牽引可能な機関車として設計製造されたのがこのD52なのです。そのため、国鉄の車両限界ギリギリまで太く設計されたボイラーとなったわけなのですが、折しも戦時中の鉄不足から、部品の一部(前面の左右にある「デフレクター」という覆いなど)は木製で作られた車両もあったそうです。

戦時中の製造のため、終戦後にはトラブルを起こす機関車もあったようで、更に余りにもデカすぎたため、主要幹線以外での活躍が見込めないことから、ボイラーだけをC62に転用したり、様々な改造を経て徐々にD52は数を減らしていったそうなんですよ。

ということもあって、純正のD52は今現在、日本全国でも7両しか保存されていないのです。

そのうちの1両がこの、鹿沼公園のD52 235号機なのです。

D52についてはこの近くで言いますと、御殿場線での活躍があったかと思います。実際に山北やその周囲に1〜2台、同形式の機関車が保存されています。でも現役でいられる路線にも限りがあったようで、つまり、デカすぎて幹線の中でもレールが太い路線でなければ走行することができなかったとか・・・。

実際、過去の機関車の記録映画を広げてみても、ある意味メジャーなD51、C62などに比べると、圧倒的に少ないんですよねえ・・・。

現役の頃の、本気の走行シーンを見てみたかったなあ・・・。

という話は置いといて。

このD52 235号機が、来る10月14日(日)の鉄道記念日に、なんと!汽笛を鳴らしたり、ヘッドマークをつけたりするみたいですよー!

これはちょっと・・・見たい&聞きたいなあーー。

鹿沼公園はこちら↓
https://maps.google.co.jp/maps?oe=utf-8&hl=ja&client=firefox-a&channel=np&ie=UTF-8&q=%E9%B9%BF%E6%B2%BC%E5%85%AC%E5%9C%92&fb=1&gl=jp&hq=%E9%B9%BF%E6%B2%BC%E5%85%AC%E5%9C%92&hnear=%E9%B9%BF%E6%B2%BC%E5%85%AC%E5%9C%92&cid=0,0,728775174346645512&ei=2pJuUL_jOYi1iQfWvoDwBA&ved=0CHkQ_BIwAA

そして、D52保存会の方のブログはこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/d_52project/23948982.html



ぜひ、このデカい機関車を見に来て欲しいなあと。



ということで、このような記録映画でお楽しみください(D51だけどね)。