足立の博物館にレトロ家電が大集合

saitoukanchou2012-08-29

足立区の郷土博物館にて、10月8日まで、レトロな家電の展示企画があるそうです。

ここでの家電品というのがまた、ちょっと癖があるようでして、

◆自動缶開け機
エスカレーターのように食パンを入れると、出てきた時にトースターになるもの
◆前ばかりでなく、逆回転機能も付いて、ボタン一つで後ろの人も涼しくなる扇風機
◆テレビの形をしたラジオ

嗚呼・・・なんて愛しい家電なんでしょう!!
どれもまた、見たい気持ち満載なんですけど特にこの「テレビの形をしたラジオ」なんてもうーーー!「コレジャナイロボ」とか、「ファミコンと思って買ったらセガ・マーク3」だったとかいうテイスト感満載です!!

それにしてもこの展示物が一人のコレクターの方のコレクションであるということにも驚きです。

こうして様々なジャンルのコレクターの方が持っているコレクションを展示するだけで、こうした展示会や企画展になるわけですし、私も含めてコレクターの方はもう、景気のために&地域振興のために一肌脱ごうじゃありませんか!!


しかし今回の会場である足立区立郷土博物館は、ちょっと交通の便が悪いんですよね・・・。環七の大谷田陸橋のちょっと北に向かった場所ですのでねえ・・・。


駅からバスで行くか、気合を入れて亀有か北綾瀬駅から歩くか・・・ちょっと微妙ですけど、入場料200円ですし、かなり行きたいですよ。私。
いっそのこと、車で行って葛飾区郷土と天文の博物館で、最強のプラネタリウムも満喫するという手もありかもです。こちらの番組はオリジナルばかりですので&施設も大きいので、お勧めです。


足立区郷土博物館
http://www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/shisetsu/toshokan/019.html

葛飾区郷土と天文の博物館
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/planetarium/

                                                                                        • -

レトロ家電集合…足立の博物館
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120829-OYT8T00086.htm

 ハンドルを回して使う手動洗濯機に、香りの付いた風が出る扇風機――。昭和30年代に日本で作られたレトロ家電の収集家、増田健一さん(49)の膨大なコレクションの一部を集めた「タイムスリップ昭和家電」が、28日から足立区内の博物館で始まった。中には、当時、奇抜すぎて売れずじまいだった“珍品”もあり、増田さんは「失敗を恐れない当時の日本の世相も感じ取ってほしい」と話している。

 増田さんは、小学生の頃、昭和の日本の風景を収めた写真集を見たことがきっかけで、昔の家電や雑貨の魅力にとりつかれた。18歳になると古物市などを巡り始め、現在のコレクションは約2000点に上る。今回はその中から厳選した約100点を展示した。

 洗濯機のコーナーでは、ハンドルを回して中の水をかき混ぜて衣類を洗う林製作所「カモメホーム洗濯機」(1957年)から、自動で脱水も出来るようになったシャープの「ハイストリーム」など6種類が並び、機能が進化していく過程がわかる。

 増田さんのお気に入りは、テレビ型のラジオ「シャープシネマスーパー」(56年)。形はテレビなのに、中身はラジオという代物で、高価なテレビに手が届かない人向けにテレビを見ている気分を味わってもらおうと開発されたらしい。

 増田さんは、「これを買ったお父さんは奥さんから『けったいなラジオを買うてこんといて!』と怒られたに違いない」と推測する。

 このほか、パンを横に差し込むと焼けたパンが反対側から自動的に出てくる東芝製の「ウオーキング式トースター」(59年)や、同じく東芝製のトーストとホットミルク、目玉焼きを一度に調理できる「スナック3」(65年)といった“おもしろ家電”も並ぶ。

 増田さんは、「どれも特に便利じゃない」と言い、電気で動かすハサミや缶切りなどには「わざわざ自動にしなくても」とツッコミを入れる。それでも、「なぜかかわいくて、いとおしいんですよね」とほほ笑む。

 「今も現役の白黒テレビで昔の歌謡番組を見ながら、レトロな冷蔵庫で冷やしたビールを飲む瞬間が至福の時」と話す増田さん。懐かしさを味わえるだけでなく、デザインのおもしろさや、売れるか売れないかを気にせずに「何か新しいものを作ってやろう」という元気を感じられるところが昭和家電の魅力なのだという。

 足立区立郷土博物館(足立区大谷田5、03・3620・9393)で、10月8日まで。入場料(高校生以上70歳未満)は200円。9月15日午後2時〜同3時半には、増田さんによる解説もある。

足立区郷土博物館
http://www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/shisetsu/toshokan/019.html