ジョニー！！ - 斎藤館長の航海日誌

saitoukanchou2007-03-06

コミさんにあって、ジョニーになかったもの・・・。

昨年、一昨年のジョニーの登板を見るたびに、そればかりを考えてました。
確かに全盛期の彼の投球には、魂を感じましたが・・・でも、現役にこだわるには、力任せの速球ばかりが永遠に通用するわけではありません。

コミさんはそれを心得て、様々な”かわす”変化球投手へと変貌していきました。
あの「シェイク」なんて、その最たる例でしょうね。

そしてジョニー。
彼の復活を心待ちしているのは、僕ばかりではなく、多くのマリーンズファン、いや、野球ファンだったと思います。

そしてそんなファンの多くが望んだもの・・・それは彼のあの”魂のピッチング”だったと思います。

だってね・・・彼のあの”魂のピッチング”は、見ていて震えるんですよ・・・見ているこちらの心が。

１球１球に込められた魂が
ミットを鳴らし
観客を感動させる・・・

それをまた体験したくて、何度も何度も球場へ向かったのかもしれません。
そして彼の登板のたびに球場へと向かい、彼の投球を見ていました。

彼のあの魂のストレート・・・それをもう一度見たいという気持ちも勿論ありますが・・・それを捨ててまで（いや、もうあれほどの球速がでないという告白も含めて）変化球主体の投手になるというのは、並大抵の決断ではないと思います。

でも、彼はそれを成し遂げた・・・。
コミさんにあってジョニーになかったものは、この「決断」だったのだと思います。

正直言って、あと何年現役を続けられるのかはわかりませんが、彼がユニフォームを着続ける限り、応援したいと思います。

彼の決断と投球に、拍手です。