四日間の奇蹟を観た

saitoukanchou2005-06-11

今日は午前中から昼間まではバイトして、午後からは秋葉原へ用事。
そして夕方からは錦糸町で「四日間の奇蹟」を観ました。
邦画のファンタジーもの(というんだろうか?)で、ここ最近観た映画でいうと、「今、逢いにゆきます」とかに近いかなあ?浜辺にある施設が舞台で、主演は吉岡(みつお)君と石田ひかり。この2人の競演で言うと、ドラマの「Dr.コトー」が思い出されます。同じ海辺だしね。でも、「今、逢いにゆきます」が製作が東宝であるのに対して、この「四日間の奇蹟」の製作が東映なもんだから、どうも両者の違いというか、特徴が見えちゃって・・・妙な所でウケちゃいました。

以下、ちょっとネタばれ。













「今、逢いにゆきます」
 主役の奥様が「部屋、なかなか片付けられなくて・・・」というシーンや、メインの舞台になる廃墟もどこか「よく出来ていて、キレイ」・・・。東宝の伝統で、どんなに汚いという名目の舞台でもキレイに作り上げてしまう美術スタッフ?なんでしょうか・・・。これが東映だと、散らかっている部屋はもう、スクリーンから臭ってきそうな位にぐちゃぐちゃに散らかすだろうし、廃墟はもう、スクラップとかを無造作にぐちゃぐちゃに配置しそう・・・。






四日間の奇蹟
 石田ひかりさんが「卵が苦手になってしまった」といういきさつを語る回想シーン。
 どこか片田舎の旅館の中での大家族での生活。でも、好きな相手との結婚で幸せ。というシーンで、いきなり掌の中にひよこを包むように持ってきて、ひかりちゃんに見せる旦那。
あー幸せー!といったシーンの直後に、大家族の食卓で一斉に卵を溶いている(ごはんにかけるアレですね)。もう、全員で器に生卵を入れて、シャカシャカってね・・・。で、そんな中で「子供はまだ出来ないかねえ?」って嫌味っぽく言うお姑さん(ベタ演技が最高です(笑))!で、気分が悪くなるひかりちゃん・・・ここのシーンで奇しくも私、ウケてしまいました。で、その卵嫌いというのが伏線になってはいるんですがまあ、分かりやすいというか、直球過ぎるというかっていう感じでした。






っていう感じで、ちょっとではありましたけど「東映」テイストが垣間見えた映画で楽しめました。原作本もあらすじも知らずに観たんですが、原作好きな人にとってはちょっとみたいなんですが・・・でもまあ、僕としては楽しめましたんで。もう、主演の吉岡君、石田さんもそうですが、主役の女の子がもう、凄く演技が上手い!!何でもオーディションで選ばれた人だそうで・・・尚の事、ビックリでした。