録画しておいたのと、本放送と、「逃げ恥」2連チャン

saitoukanchou2016-12-06

先週見れなかった分を21:00から見出して、

今週分はリアルタイムで22:00から見ました。

って何がって??

「逃げ恥」ですのよ。

それにしても今年は映画もドラマも、いい作品が多かったような気がします。

ドラマについては、


中谷美紀の「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです(っていったっけ?)」や、


深キョンの「ダメな私に恋してください」、


あと、ラブコメではないけど、北川景子ちゃんの「家を売る女」に、「ヤバ妻」も、なかなか面白くて毎週楽しみにしていましたし、

そう考えますと、かなり今年は、ドラマも豊作だったなあと。


それらのドラマも毎週楽しみにしていましたけれども、何ていうのかな・・・

「逃げ恥」はまた、別格なほどのハマり具合だったように思えます・・・。



・・・それにしても、毎週楽しみにしていて

尚且つ、テレビの前で思わず”声が出てしまう”ドラマでした。



しかしまあ、終わるのが早い、早すぎる・・・。

どのドラマもそうですけれども、わずか1クールのものばかり・・・

始まって3ヶ月でもう最終回ってねえ・・・面白くないドラマならまあ、仕方ないかとは思いますけれども、
面白いドラマならばね・・・2クールでも3クールでもやってほしいなあと。

そろそろ本腰を入れて、せめて2クールは続くドラマって、難しいでしょうかねえ・・・??

今回の逃げ恥も、2クールもあったらもっともっと内容にも色々と趣向も凝らせただろうし、
せっかく色々と見ている視聴者側へ投げかけていた問題提起も、もっと見る側も租借できただろうし、
もっと色濃く内容にも反映できただろうし・・・。

そう!面白いドラマって

細かい気配り

ノリの良い演出
(特にガッキーが妄想を始めたり終わったときに「広角レンズ」を多様していた点や、絶妙なカット編集にもニヤニヤしっ放しでした)
(あと、パロディー満載だったのも楽しかった要因の一つでしたし、お宝鑑定団については、鑑定人がカキワリだったのには結構”ツボ”でした)

出演者の心理描写(っていうと堅苦しいけど、要するに(心の声がわかる)というものです。ええ)

と色々と要素はあるかと思うのですが、

それにも増して大きな要素は、


共感できること


これが一番大事かと思うのですが、今回の「逃げ恥」には、こんな要素がほとんど全て、入っていたように思えます。



特に今回のドラマには、

シングルマザー、労働とボランティアとの狭間、リストラ、相手の親御様とのお付き合い、
帰国子女やゲイといったマイノリティ、独身を貫き仕事に打ち込む女性への独身であることに対しての誹謗、

と、恋愛だけでない要素でも、これだけあって(いや、もっと実際にはあるとは思いますが)視聴者への問い掛けが、たったの
1クールで終わったり進展まで入れ込むことなんて、とてもとても・・・だと思うんです。

契約結婚という偽りの夫婦から徐々に恋愛感情が芽生えるドラマの主軸ですら、もんどりうつほどの演出テンコ盛りだというのに、

いや、その主軸だけでも充分”濃い”のに、それだけでなく、周囲にいる人にも、その一人一人の気持ち、行動に漏れがないのです。
だからこそ、視聴者は各々の登場人物に対してハラハラドキドキしたり、「あーーその気持ちわかるわ!」っていう気持ちにも
なったんじゃないかな?と思います。

名セリフも多く、
登場人物に確かな「生命力」を宿している=無理がなく、各々の生い立ちすらもきちんと設定しているような人物設定
そしてなによりも確かだったのは

この2〜3ヶ月、毎週火曜日の22時が待ち遠しかった
見ていて結果、ほんのりと優しい気持ちになれた

しかも見ていた人たちが、みな、ということ・・・

仕事や学校、そして家事・・・
みな、いろいろな「しがらみ」があるなかで「生きて」

だからこそ疲れて「家」に帰ってくるわけで

そんな疲れている時に、帰ってまで職場の中やご近所同士での陰鬱な関係を描いたドラマってねえ・・・

正直、しんどい訳なんですよね・・・。

そう思うと、毎週火曜日22時を楽しみに家に帰ることができたこの数ヶ月は、
間違いなく「幸せ」だったと。


残り回数も僅かとなりましたが

逃げ恥のスタッフ、キャスト、そして関わられた全ての方々に、御礼を!!

「この数ヶ月、火曜日22時が毎週、楽しみでした!!ありがとう!!」