私にとっての故郷とは?

saitoukanchou2012-08-09

ふと考えた。

私にとっての故郷って、どこだろう?

両親の故郷?そうなると茨城県の水戸だったり常陸大宮だったりしますが・・・でも、子供の頃に住み、散々遊んでいた場所というとやはり、葛飾区金町になります。


あの頃、家族でたま〜に行く外食がたまらなく楽しみだった。


あの頃行った金町駅前にあった「さらしな」という食堂はもう、跡形もないけれど、国道6号線を挟んだ向かいにあるお好み焼き屋さんの「みちくさ」はまだ、現役バリバリで営業中のようで嬉しい限りです。

でも・・・子供の頃に足繁く通った近所の駄菓子屋さんはもう、すっかりなくなってしまい、同級生が沢山いた金町駅南口の「すずらん通り商店街」はもう、すっかり寂れてしまったよ。

すずらん通り商店街は、床屋の石塚さん、和菓子屋の谷口君、化粧品屋の佐藤さん(化粧品屋の子だけあってか、可愛かったなあ・・・)、吉ロクというパン屋さんは瓶子(へいし)さん、そして家の近所にあった大工道具屋さんの岡本さんと、みんな同級生だったなあ・・・皆、元気なのかなあ??

夏休みともなると、すずらん通り商店街のド真ん中にあった「金町東宝」で「東宝チャンピオンまつり」があって、友達連中とよく見にいったっけ・・・。


あの頃は住まいもトタン板で囲まれた古いアパート暮らしではあったけど、親戚の叔父さんやお姉さんがしょっちゅう家に来ては一緒にごはん食べたり家の台所で勝手に料理を作っては食べさせてもらったっけ。


そんな思いっきり下町ライクな暮らしも、悪くなかったなあと思う。
家に鍵をかけず、家に帰ったら何か誰かしらかがいたりして(笑)。


プライベートなんてなかったし、風呂はないから銭湯通い。しかも近所の友達の家に回って行って、最終的には銭湯に到着!カランに足を掛けてふざけてたら、知らないおじさんに足を手で叩かれて、エラい叱られたっけ・・・。
そして夏場は銭湯代を節約するために、洗濯機がある水場で水シャワー浴びてる時もあったっけ。


そうだったなあ・・・知らないおじさんとかおばさんでも、近所じゃ有名な「怖い人」っていたよなあ。


残念ながらもうそのアパートも跡形もなくなったけど、でもあの時に見た路地裏からの夕日や豆腐屋さんの引き売りのラッパの音は、今でもあるような気がします・・・。

あの時の金町に行けば、あの時の父に会えるかもなあ・・・。


そんな故郷を思っていたら、こんな素敵な曲にめぐり合えました↓
http://www.youtube.com/watch?v=5H2c0qVyOVc&feature=player_embedded

臼澤みさきさん。何だろう!?この強烈なほどのせつなさは??
間奏で笛の音が入るともう、涙腺が緩んでしまって仕方が無いです。
こうした心がある歌うたいの方には、もっと多くの方に知っていただきたいです。


間奏で笛の音といったら、そう・・・この曲もそうでしたよね。
http://www.youtube.com/watch?v=n98iBADsXdo&playnext=1&list=PL44DD450A36F3414B&feature=results_video



こうした曲に素直に感動してしまうのは、心が疲れているからなのかもしれませんね。
故郷・・・時折、無性に懐かしくもせつなくなる情景です。


今週のお題「私のふるさと」