立川大衆演劇場というのがありまして

saitoukanchou2010-09-17

立川駅の北口から競輪場に向かう途中にある(あった)立川大衆演劇場。2年ほど前に閉館になったということですが・・・すみません。あること自体を知りませんでした。
今日は昼食を採るついでに、この周辺も自転車で周ってみました。
演劇場の玄関は一般家庭によくあるようなアルミ製の幅が狭い玄関が付けられていて、ポスターを掲示するガラスケース等はベニヤ板で塞がれていました。今現在、この建物に人が住んでいるのか?何かに使われているのかは全く解りませんが・・・ただ、人気はなかったですねえ。

こちらのURL先に写真が残っていますが、客席は全面畳敷きで、なかなか居心地は良かったみたいです。
http://www.engeki-g.com/kouen/kantou/tachikawa/top.html

閉館が勿体無いとか残念とかっていうのは幾らでも言えますが、それって普段乗ってもいない赤字ローカル線寝台列車がいざ廃止となると急にそう言ったりするのと同じですしね。

でもでも・・・まだ建物が健在なのを見ると、やっぱり「勿体ないなあ」とは思ってしまいます。

ただ、駅から歩くにはちょっと不便ですしね。

元々ここは、「立川ミュージック」といったストリップ劇場だったそうです。

競輪場も近く、尚且つ米軍の基地があったころは、この周辺はそうした歓楽街として機能していたのでしょうねえー・・・。

奇しくもこの日の晩、地元の書店に行きましたら、立川の昭和の頃の町並みを捉えた写真集があったので見てみました。

何て言いますか・・・昭和20〜30年代の立川って、思いっきりアメリカみたいな感じで、今現在の福生以上にそんな雰囲気だったのですね。

負の遺産としてそうした施設を一掃した現在の町並みと、その当時の町並み・・・きれいになっていいという意見もあるでしょうが、ゴミゴミとした町の魅力もまた、あっても良いのではないかと・・・そうも思ってしまいました。

とりあえず今、思うのは・・・立川シネマ通り、がんばれ!!といったことでしょうか?ええ。