フラガール、面白かった〜!!

saitoukanchou2006-10-13

今日は彼女と錦糸町まで行って、映画「フラガール」を観ました。
常磐ハワイアンセンター創設時のフラダンサー達のお話なんですけど・・・彼女達の事についても勿論感動したんですけど、そもそも「炭鉱の町にハワイを創る」という発想そのものがもう、本当にすげえなあってしみじみとしちゃって・・・。
先細りとなる石炭産業の中、将来的な雇用対策ということと一大レジャー施設の建設と・・・本当、どなたがこの壮大で物凄いアイデアを創出したのか・・・ぜひ一度、お話しを伺いたいなあって、そう思いましたよ。

かくして昭和41年1月に、日本初のテーマパークとして「常磐ハワイアンセンター」が誕生したわけだけどね。安易に第三セクターやら自治体主導で始めちゃっておしまいっていうパターンじゃなくって、炭鉱企業そのものが、町の再生と生き残りを掛けて、100%企業主体で行ったことはやっぱり・・・すげえ事だなって。
 しかも随所に「オイル(石油)に負ける」といった事実を知りつつも、それを認めたくない炭鉱夫達とその家族・・・でもね・・・劇中で借り出される彼らが使っているストーブは既に「石油ストーブ」なんだよね・・・何ていう皮肉なんだろう・・・。


と、エネルギーな話は置いといて。


この映画、確かにそう逸脱しないお話ではありますが、でも安心して思いっきり笑って泣ける、いい映画です。

映画の中で、松雪泰子の性格が徐々に変わっていくのと、フラのダンスに込められた意味(手話のような感じね)がもう、ね・・・泣かされました。一人で観にいってたらもう、完全に「号泣」状態になっていたと思いますです。

しかも劇中のダンスシーンがもう、鮮やかで感動的でした。
松雪泰子蒼井優のソロで励むタヒチアンダンスの練習シーンと、クライマックスのダンスシーンはもう、映画館でゼヒ観て欲しいです!!

なんだろうね・・・ハワイアンの曲って、癒される感じがしますよね。
海のシーンなんて一つもないんだけど・・・でも、波がたゆたうような居心地のよさと、炭鉱の問題についても思ったよりもはっきり&しっかりと描かれていて、好感が持てました。


残念ながら未だに常磐ハワイアンセンター(あ、今はスパリゾートハワイアンズっていう名前なんですよね)には行った事はないのですが、機会があれば、と、そう思いました。

というわけで、予告編です↓
まだまだ各地で公開中ですんで、ぜひぜひ!!