電車男を観たよ

saitoukanchou2005-07-01

昨日はやっとこさ「電車男」を観ましたよ。
山田孝之が元からイケメンじゃないか!とか、2ちゃんを美化し過ぎじゃないかとか、まあ、色々意見はあるかと思いますが、僕としては、久し振りにベタな東宝コメディーを観ることが出来て満足でした!主人公の山田君が巻き起こす無知故の言葉の間違いだとか、玄関の呼び鈴のボタンを緊張の余り、上手く押せないだとか・・・そんな一つ一つのリアクションに、イチイチ反応してしまいました。

いいじゃないか!面白いシーンなんだから声出して笑ったって!!

とも思ってはいたけど・・・何だか観ていたら、昔々の中学生の頃とかの内気で告白どころか、女の子をデートにも誘えないウブな×2自分自身を思い出してしまって、仕方が無かったです。嗚呼・・・あの頃は恋に純粋だったなあ・・・。

あっ!!いやいやいや!!

今でも非常にピュアですYO!!悪しからず・・・。


でも、映画を観てからこんな事を言うのも何ですけど・・・人を愛することって本当に素敵なことなんだなあってしみじみとしましたよ。
僕も過去には数え切れないほど「当たって砕け」まくった、あの日々・・・いや、それ以前は砕ける事を恐れて、当たることすら出来なかった・・・。

でもね、

やっぱり当たらなかった事はいつまでも悔いは残るし、当たった事そのものについては後悔はしていないよ。

うん。

間違いない。


自分の気持ちは、相手に言わないと伝わらないし、伝えないといけない瞬間って、やっぱりあったよ。

「好きです」っていう言葉を飲み込んでしまったが故に悲しい思いをもしたし、「好きです」という言葉を発する事ができたからこそ、幸せな時間を過ごす事もできたしね。勿論、「好きです」と言ったからって、皆OKしてくれるわけじゃあなかったし、断られたりお茶を濁らされたりもして・・・そんな「はっきりしない返事」に返って傷ついたりもした。

でもね。

どこかの曲か詩の受け売りになっちゃっていると思うけど、
「傷つくだけ、人に優しくなれる」んじゃあないかなあ?って思う。本当、思う。

人を好きになるのは、苦しい。
けど、人に好きになってもらえるのは、嬉しい。

自分とは違う価値観に感動したりして・・・そしてもっと好きになる。

うん。今まで生きていて「好きです」と言えずに後悔したことは沢山あったけど、人を好きになったこと・・・これは後悔していないよ。


そして・・・こんな僕にも、「好きです」という言葉を発する事が出来たお陰で、かけがえのない人が出来て、そして今、共に生きています。

・・・ちょっと奇妙な文章になってしまったけど、思わずこんな事を言いたくなってしまったのは、間違い無くこの映画が、人を好きになる事の苦しさも嬉しさも表現しているからだと・・・そう思うから。

今、「好きです」という言葉を飲み込んでしまっている人や、今、好きな人がいないという人にも観てほしいなあって思う。傷つく事を恐れずに生きることは、苦しいけど素敵な事なんだ!という事を教えてくれる映画。

電車男」・・・お勧めです。