鉄ドンの前に「ポー」

saitoukanchou2014-05-05

昨晩から夜行高速バスに乗って、一路関西へ!!

行く前に彼女から「ポー好きでしょ!」と、いかんともし難い御言葉をいただき、私たちは早朝の到着地を「京都」にしたのです。

かれこれ、ポーのために京都の地へ降り立ったのは、中学生の頃に青春18切符で当時6日間の有効期限でしたので、6日間、始発から終電まで列車に乗りまくった時に立ち寄って以来・・・そう、もう30数年振りのことだったのです。

あの当時、何も見ずにポーのところまで行けたはずが、まるっきり正反対へ歩いてしまい、結局は路線バスのお世話に。

体内コンパスも老朽化が進んだのか?あるいは夜行高速バスの疲労が影響したのか・・・??

と、若干ダウナーな気持ちになりながらも、何とか到着。


ええ、そうです。


ポーとは蒸気機関車のこと。

つまり、梅小路蒸気機関車館に来たわけです。


30数年前に立ち寄った時の記憶と、現在の景色とを頭の中で重ね合わせながら、構内を歩きます。

時に、この日のスチーム号の牽引機は、C622でした。

嗚呼・・・特に好きな機関車です。

勿論、乗りました。しかも最前列に。

生きている蒸気機関車から発する煙は完全燃焼の証の「白」!!



シリンダーから立ち上る蒸気の洗礼を浴びて喜ぶ私は変態です。



しかも30数年前には安いカメラしか持っていませんでしたが、今はFUJI W3があります。

手当たり次第に敢て来場者をフレームに入れ込みながら写真を撮り捲りました。

より一層に立体感を強調するために、ピストンと動輪との距離を考えつつシャッターを押したり、キャブの調整弁やメーターの類に寄ってシャッターを押したり、扇形機関庫内の高い場所から砂箱のドームと汽笛を入れ込みつつ、奥の機関車を狙って撮ったり・・・何だ??あれ??ヤヴァい・・・止まんねえ・・・。


更に、側線にあった旧型客車が新車並みに整備されて、GW中の特別企画として、車内にも入れるだなんて!!




おずおずと車内に入るとそれは、完璧なほどの国鉄臭満載のものでした。




灰皿にはJNRマーク!!そして窓際に小さく存在するテーブル。
そしてそして・・・嗚呼!!テーブルの側面には栓抜きがあ!!!!


車内の調度品の細部ばかりに注目し国鉄の名残を見つけて喜ぶ私は変態です。



かくして豚に真珠、キ●ガイに刃物、ネコにまたたびor小判、小松の親分さんにリカちゃん人形とまあ、リミッターが外れた状態になってしまった私は、何とかギリギリで大阪へ向かい、鉄ドンの上映イベントへお邪魔しました。




鉄ドンでは明日のシネマ秘宝館WESTの告知もさせていただき、本当に感謝です。