湊線暑いレトロ列車の運行について

saitoukanchou2012-07-17

ここ最近の列車って、窓を開けられない車両ばかりですよねえ。開けられる車両でもエアコンがついているわけで・・・そうなると、やはり”周りの乗客の皆さんの手前”開ける訳にもいかないし。

でもね・・・私が子供の頃走っていた車両って、冷房もなく、窓を全開にして外からの風を思いっきり浴びて、のーーんびりと旅を楽しんでいましたよね!?もちろん私はそうした「窓全開」な夏の旅が好きなのです。

そうですねえ・・・今でも常磐線東北本線で乗車した旧型客車列車で、思いっきり窓を開けて、流れ行く街並みや田園地帯の景色を眺めて、ただ、旅をしていたことが今でも強烈に思い出として残っています。

時には行商のおばちゃんと話しをしていくうちに飴とか干しいもをもらったり、同じように旅をしている人と話しをしていくうちに意気投合して一緒に途中駅で駅弁買って食べたり・・・。
駅弁はもちろん、駅弁売りのおじさんが窓越しに駅弁を売ってくれて、発車時間とにらめっこしながら慌てて買ってみたりとかね・・・でもそうしたことが楽しかったんですよねえ。

旅ってその場所に行くだけでなく、その途中でそうした人と出会ったりするのも楽しいんですよね。

そして真夏のじりじりとした暑さの中、その暑さも含めてその街の”空気”を感じるのもまた、旅の醍醐味だったように思えます。

そんな街の空気を感じつつ、車両に付いている栓抜きを使って瓶ビールや瓶ジュースを飲む・・・こんな最高なシチュエーションが楽しめてしまう列車が8月に、ひたちなか海浜鉄道を走ります。

のどかな田園地帯を走るこの列車では、田畑を抜ける風や、森の中を抜ける風、そして一瞬ですが潮風も感じることが出来ます。

そして終着駅の阿字ヶ浦駅からは、歩いてすぐの場所に海水浴場があります。
車両も「あの時の」昭和40年代のものに乗れるんですよ!

こんな懐かしい列車に乗って汗をかいたら、海水浴でリフレッシュ!!ついでに(といってはナンですが)阿字ヶ浦海水浴場の近くには阿字ヶ浦温泉のぞみ( http://www.ajigauraonsen.jp/ )という施設もあります。ここの温泉もまた、なかなか良いんですよ!


この夏、思いっきり窓を開けて夏の風を感じつつ、瓶入りのビールやジュースを楽しめる「古きよき鉄道旅」が満喫できるひたちなか海浜鉄道に、是非!!


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湊線暑いレトロ列車の運行について
http://www.hitachinaka-rail.co.jp/blog/2012/07/19/1257.html

昔ながらの原風景と昭和40年前後製造のレトロ列車が残る「ひたちなか海浜鉄道湊線」。今では多くの鉄道会社で冷房車両が主流となりましたが、夏の列車旅 といえば窓を全開にして涼み、そして車両についている栓抜きを使用してビンの飲み物を飲んで喉を潤すといった光景が見受けられました。
 この 夏、湊線ではこのタイムスリップをお楽しみいただくため、夏季の運用から外れている非冷房車を3日間の限り運行いたします。当日は栓抜きのついた車両をお楽しみいただくため、車内でビン等の飲み物を販売するほかうちわのサービスをご用意し、懐かしい旅情をお楽しみいただけるイベントとなっていま す。ぜひご乗車のほどお待ちしております。  

1 実施日時
  平成24年8月19日(日)、8月25日(土)、8月26日(日) の3日間

2 運行車両
(1) 8月19日(日) キハ205 + キハ2005
 (2) 8月25日(土) キハ205 + キハ2004
 (3) 8月26日(日) キハ205 + キハ222
 ※キハ205は冷房車両となります。
 ※キハ2004は栓抜きが設置していません。

3 運行時間
下り [勝田駅発]10:44、12:00、13:16、14:39(※那珂湊駅止)
上り [那珂湊駅発]10:19、[阿字ヶ浦駅発]11:26、12:39、13:55
※運行中は各駅よりご乗車できます。