ルネッサンス〜Renaissance クラブチッタ川崎
思えば27年前、高校の先輩から聞かせてもらった曲の数々・・・それが私にとってのプログレとの出会いでした。
そして特にどっぷりと浸ったのは「ルネッサンス」。
透明感のある女性ボーカルと、ピアノとメロディーが全面に出てくる構成。そしてクラシックとの融合。そのどれもが魅力的で、通学中でも家の中でも、それはそれは何度も何度も聞きました。
そして時が流れました。
最初の出会いから既に27年もの月日が流れました。
その間、何度かルネッサンス名義で、あるいはボーカルのアニー・ハズラムが来日公演をしたようでしたが、ことごとく行けず・・・もはや、生で見ることなどできないと思っていました。
そこに旧友からの知らせで、彼らが日本で公演をすると聴き、即、決めました。
そして今日!クラブチッタ川崎でルネッサンスのライブを観ることができました。
【曲目(曲順)】たぶんこんな感じだったかと
1.Prologue(プロローグ)
ルネッサンスの曲の中でも一番ドライブ感があって好きな曲です。
でもでも・・・あのハイトーンボイスが出るのか?そして出だしのベートーベンのピアノソナタ「熱情」第3楽章にも似たあの早弾きができるのか??それは杞憂に終りました。アニー・ハズラムの声は、この数十年もの時を越えて、全く遜色がありませんでした。スキャットが始まったときから既に鳥肌状態!しかも当時のアルバムの帯にも書かれていた(と思います)5オクターブのクリスタルボイスが今まさに、目の前で再現されているのです・・・これが感動せずにいられるでしょうか??
2.carpet of the sun
アルバムAshes are Burningに収録された居心地の良い曲。タイトル通り、明るい曲調に癒されます。
3.midas man
novellaに収録されている曲。ギターで刻むリズムテンポが気持ちいいですね。
4.Running Hard
プロローグと並び、ルネッサンスの中ではハイテンポな方の曲です。スネアでリズムを追いかけて更にコーラス&スキャットでリフレインしつつ疾走する間奏の部分が好きなんですよねえ・・・。
5.Black Flame
6.Things I Don't Understand
アルバムTurn of the Cardsに収録された曲です。変調子がね・・・これが正にプログレ!といった感じではないかと。途中途中に効果的に入るアニーのスキャットと、それを追う男性陣のコーラス、そしてピアノソロと疾走感に疾走感を重ねて・・・そしてまたアニーのスキャットでスローテンポへ・・・このドラマチックな構成が、いつ聞いても色褪せないルネッサンスの楽曲の魅力だと思います。3曲目のmidas manでもそうでしたけど、ギターのリズムカットが良いんですよねえー。
7.Ocean Gypsy
8.The Mystic and the Muse
こ・・・これが新曲!!こりゃあ凄い!!物凄いパワーがある曲でした!いきなりクライマックス!!出だしの音の厚みに圧倒されました!
9.Mother Russia
ルネッサンスの楽曲の中でもスケール感がある曲ですよね。
10.Ashes are Burning
やはりアンコールはこの曲ですよね!!それぞれのソロパートも含めて1曲で約15分!!そして最後のアニーのスーパーハイトーンヴォイス!!
素晴らしい・・・27年間、待った甲斐がありました。
その後、旧友と飲み屋でプログレ談義(一部、アニメ・特撮(レインボーマン)、イデオン含む)となったのは、言うまでもありません。