青春18きっぷで日帰り旅行

saitoukanchou2009-01-18

今日は残った「青春18きっぷ」+αを使って、中央本線小海線の日帰り旅行に行ってまいりました。
今回は駅近にある温泉をメインに、駅弁や旨いものを求めての旅となりましたが。


10時過ぎに(この時点で既に遅いのですが(苦笑))日野から中央線快速に乗り、高尾から115系の甲府行きに乗り、1時間半ほどで到着した「勝沼ぶどう郷駅」で降りて駅をぶらぶらしていましたら、青い電気機関車が!近づいてみるとEF6418でした。

まだここに静態保存されて2年ほどのようで、塗装も綺麗でした。そして機関車の後方の階段を登った先には、歩行できそうなトンネルが・・・。

大日影トンネルというそのトンネルは、明治34年に完成したもので、平成9年まで現役だったものを遊歩道として整備したものだそうですが・・・その全長は1367メートル!30分はかかるというので向こうまで行くのは諦めて(笑)。ちょこっと入ってみました。

中は案の定ヒンヤリとした空気・・・全体が煉瓦で作られていて、いかにも重厚な感じです。

しかも煤けている部分もあったので、これは蒸気機関車が通った際のものだろうなあ・・・とか、途中にある待避所の説明プレートや標識なども興味深く見ることが出来ました。

しかもレールが敷かれたままの状態ですので・・・何だか本当に向こうから列車が来そうな感じすらします。いやーーここを自転車タイプのトロッコなんかで走れたら面白いだろうなあ・・・とか思いました。っていうか、駅のホーム跡やら新設中のホーム風のものまでありますので、ちょこっとした鉄道関連の展示エリアとかになると面白そうですねえ。桜の木も線路沿いに数多くありますし、これからのシーズンが楽しみです。景色もいいですしね。


トンネルを引き返し、向こうの丘の上に見える「ぶどうの丘」まで楽してタクシー(1メーター)で移動。一つ、谷を越えれば徒歩で行けそうですし(実際、ぶどうの丘のサイトには徒歩15分と表記されていましたしね)、駅から見えるには見えるのですが・・・まあ、いいか(苦笑)。


流石にオフシーズンということもあってガラガラではありましたが、それはそれで良し、と。まあ、実際に周囲も見やすかったですしね。
ショップや展望エリアをぐるぐると見て、温泉に入りました。

「天空の湯」という名のここの温泉は、温質がちょっとぬめり気がありましたけど、じっくりと入れる適温(40度位でしょうか?)に、勝沼の町を一望できる最高な眺望の露天風呂で非常に堪能いたしました。これで600円というのはお得ですねえー。

駅までの帰りはちょうど時間が合ったので市営バス(300円)で。
バスを待っている間に神奈川中央バス社の観光バスが駐車場に着いたので「何だろう?」と思ってよくよく見たら、「湘南乃風」の文字が!
メンバーとスタッフの皆さんの慰安旅行のようでした(驚)!!

確かに桃もぶどうもないこの時期が一番のオフシーズンだと思いますが・・・しかし、何ていう偶然でしょうか・・・。

という感動はさておき、市営バスならではのぐるぐるな路線で14時前に勝沼ぶどう郷駅に到着。更に中央本線を西に進みます。

途中の「春日井町駅」のすぐ横に、町営の足湯を発見!でも入ると電車の待ち時間もありますのでそのまま甲府に向かいました。

甲府といえば「ほうとう鍋」でしょう!という直球な考えで、駅前にある「小作」に!

彼女はカレーほうとう鍋(1400円)を、

僕はワインローストビーフ御膳(1300円)にしました。


お店選びは直球なのに、選んだメニューは変化球勝負です(笑)。

果たして出てきた料理はどちらも”美味”でございました。
お互いに食べっこしたり、僕はというと自分の御膳のごはんをカレー汁に投入して食べたり(これがまた、旨い!!)と、堪能いたしました。
それにしても、入店時間は15時頃だったのですが、どんどんお客様が入ってこられます。
やはりこれもまた、人気店である証拠なのでしょうねえ・・・。

食後にまだ次の電車まで時間があったので、駅前のアーケードをちょこっと散策してみました。
少し歩いたところに「風林火山」と大きく書かれた看板と、オビタダシイ程の旗をなびかせている建物があったので入ってみました。

市が運営する資料館&アンテナショップのようで、内部には様々な展示物と店舗がありました。

ここにある「狼煙ゲーム」にちょっとハマりました(笑)。

これはパネルに8つのボタンがあり、左から右へ順番に早く押していくというだけのものなんですが・・・本日の最高記録が0秒51!!ついさっきまで4人の女子高生がキャーキャーいいながら打ち立てた記録のようです。
僕らは二人がかりで挑戦しましたが、2秒の壁を切るのが精一杯でした(笑)。

なんていうものもあるかと思うと、武田信玄にまつわるオビタダシイ説明パネルやら、山梨が生んだ様々な著名人についての説明パネルと、その気になれば軽く半日はいられそうな情報量でした。

資料館も充分に堪能して甲府駅に戻ると、目の前で乗ろうとしていた列車が発車しました(爆笑)!!

ああ・・・やはり2年前の時刻表頼りではいけないのね。っていうか、2分も時間を早めるなんてねえ・・・。というわけで、駅ナカのベーカリーショップ&喫茶でお茶しながら時間を潰して後続の列車に乗車!小淵沢に向かいました。
小淵沢からは小海線に乗り、本当は雄大アルプス山脈を眺めながら飲むかな・・と思っていましたが既にトップリと日も落ちてましたので、二駅先の甲斐大泉駅で下車し、

徒歩3分程にある「パノラマの湯(700円)」へ!

本当は露天風呂から雄大な富士山が眺められるはずだったのですが、日没&降雪のため見れなかったのですが・・・それでも温質(こちらはややサラッとした感じ)に適温(40度前後)に、降りしきる雪の中での露天風呂というのもなかなか”オツ”でした。

風呂上りに「八ヶ岳高原牛乳」をビンで飲み、

小海線小淵沢へ戻りました。

次の列車まで時間がありましたので、改札の外にあるショップでちょこっと買い物をしつつ、店中にあるイートインエリアで地ビールをチーズをツマミに乾杯!しかーーし!駅弁が売り切れ!!
しかも楽しみにしていた「甲州ワインランチ」も「甲州かつサンド」も予約制だそうで・・・これにはがっかりでした。やはり事前にもっと調べないといけなかったのか、予約制で作る程度の数しか出ないからそうしているのか・・・わかりませんが。


気を取り直して、思い出の駅そばを27年振りに食べました。

思えば中学生の頃、中央線から小海線信越線周りで乗り鉄をして以来のここの駅そばは、相変わらず美味しかったです。

それにしても、寒いです。
雪もしんしんと降り続けます。
静寂が、小淵沢駅を包みます。


その後は中央本線を東に進み、甲府駅で次の列車までの待ち時間がありましたので、駅前周辺のイルミネーションをちょこっと鑑賞しました。

日野駅に着いたのは22時半過ぎでした。

今回もたっぷりと乗り鉄してまいりました。
ただ・・・小海線ハイブリッド車両に乗れなかったのと、上諏訪のレトロな温泉に入れなかったのが残念でしたが。


春先の「青春18きっぷ」のシーズンになったら、またどこかに行きたいですねえ・・・。

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勝沼ぶどうの丘(天空の湯)
http://www.budounooka.com/

春日井町の足湯(個人の方のブログです)
http://freett.com/abuabu/asiyu/yamanasi/h_yamanasi/kasugai/kasugai.html

甲斐大泉温泉・パノラマの湯
http://www.oizumi.ne.jp/~panorama/

小作 甲府駅前店
http://www.kosaku.co.jp/kofuekimae/index.htm