みんなちがって、みんないい - 斎藤館長の航海日誌

saitoukanchou2008-05-25

わたしが両手をひろげても

お空はちっともとべないが、

とべる小鳥はわたしのように、

地べたをはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、

きれいは音はでないけど、

あの鳴るすずはわたしのように

たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、

みんなちがって、みんないい。

【金子みすゞ童謡集「わたしと小鳥とすずと」より】

という、金子みすゞさんの詩の一節を用いたタイトルを冠するイベント「みんなちがって、みんないい」を見に行くために、八王子市役所裏の浅川河川敷へ行ってまいりました。

河川敷の広場の中に、色とりどりのテントが出ています。
施設の方、オーガニック野菜の農家の方、そして世界各地の料理の出店と、なかなか賑やかな内容でしたよ。

僕らも早速、片っ端から食べまくりましたっけ（笑）。

それにしても、駅からはかなり離れており、バスも本数が２０分に1本程度。
土手には仮設トイレもないし、食器も一括でレンタルか、持ち込みが原則です。
しかも会場には車の乗り入れもＮＧなばかりか、電源も太陽電池でなければいけません。

正直言って、「不便」でした。

けれども、帰り際に購入したパンフレットを見て納得しました。

そこにはスローガンとして「不便を楽しもう！」とありました。

正に目から鱗！！！このスローガンを考案した方、かなりのセンスだと思います。

年に一度の開催だというこのイベント・・・次回も行きたいと思います。

写真は会場の人気をさらっていた「人間ジュークBOX」のおじさん。
箱の中に彼がいて、自販機のようなコインの投入口に200円を入れると前面のフタが開き、演奏が始まります。

子供たちに大人気でした（笑）。