∞プチプチ地獄・・・

saitoukanchou2008-02-07










通販とかで自宅に品物が届くと入っている「プチプチ」。








これがあることが見つかると、奪い合いになる。




「これはアタシのっ!!」





「いいや、(通販を)頼んだのは僕だから、僕のだ」




と、どんなに正当な理由を盾に主張してみても、彼女の耳には届かない。






お互いに引っ張り合う中で悲鳴を上げる「プチプチ」。




彼女の細い腕の中のどこにこんな力があったのだろう??

と思うほどに、力任せにプチプチを引っ張り続ける彼女。











僕は根負けし、手を放す。









まるで自分の所有物となったかのように、プチプチを潰すことに耽る彼女。












悔しいので、夢中になっている彼女の死角から手を伸ばし、プチプチを潰そうとすると、物凄い剣幕で怒る。














僕はいたたまれなくなり、悔しい気持ちのまま、家を出る。















そして僕が仕事へ出掛け、帰宅すると・・・すっかり空気が抜けてしまって、弄ばれ尽くしたプチプチの残骸だけがある。








(してやったり)な表情を浮かべ、まるで何かに勝ち誇ったかのような彼女。









僕は悔しさのあまり、まだ空気が入っている部分を探す。



















ない。













全滅だ。















喧嘩になる。














「僕のプチプチを返せ!!」と泣きじゃくる僕。






取っ組み合っても笑顔を絶やさない彼女。






無性に悔しくなって、「じゃあ、(プチプチ)買ってくるよ!!」と吐き捨てると



「そんなムダな出費は許さない」と彼女。





















そして時間は夜中の3時を回り、睡魔によりようやく終戦となる。




















こんな毎日の生活の中でも、時折幸せな気分に浸れることがある。









彼女が完全に潰したと思われたプチプチのなれの果てに、まだ潰してないブツを見つけた時。


そしてはやる気持ちを抑えつつ、潰します。


時計が時を刻む音しか聞こえない部屋の中に、小さな「プチッ」という音が響きます。


















夜中の3時過ぎ














彼女が寝静まった後に見つけるこの「良かった探し」の時間が、



今の僕にとってのササヤカな「幸せの時間」です。




















僕は今、幸せです。


















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川上産業株式会社(ドメインがpuchipuchiなのね。今、気付いたよ)
http://www.putiputi.co.jp/


※ 本日の日記の文章につきましては、若干脚色もあるやもしれませんが、概ね事実に即して記載されておりますことを、ご了承ください。