∞プチプチ地獄・・・
通販とかで自宅に品物が届くと入っている「プチプチ」。
これがあることが見つかると、奪い合いになる。
「これはアタシのっ!!」
「いいや、(通販を)頼んだのは僕だから、僕のだ」
と、どんなに正当な理由を盾に主張してみても、彼女の耳には届かない。
お互いに引っ張り合う中で悲鳴を上げる「プチプチ」。
彼女の細い腕の中のどこにこんな力があったのだろう??
と思うほどに、力任せにプチプチを引っ張り続ける彼女。
僕は根負けし、手を放す。
まるで自分の所有物となったかのように、プチプチを潰すことに耽る彼女。
悔しいので、夢中になっている彼女の死角から手を伸ばし、プチプチを潰そうとすると、物凄い剣幕で怒る。
僕はいたたまれなくなり、悔しい気持ちのまま、家を出る。
そして僕が仕事へ出掛け、帰宅すると・・・すっかり空気が抜けてしまって、弄ばれ尽くしたプチプチの残骸だけがある。
(してやったり)な表情を浮かべ、まるで何かに勝ち誇ったかのような彼女。
僕は悔しさのあまり、まだ空気が入っている部分を探す。
ない。
全滅だ。
喧嘩になる。
「僕のプチプチを返せ!!」と泣きじゃくる僕。
取っ組み合っても笑顔を絶やさない彼女。
無性に悔しくなって、「じゃあ、(プチプチ)買ってくるよ!!」と吐き捨てると
「そんなムダな出費は許さない」と彼女。
そして時間は夜中の3時を回り、睡魔によりようやく終戦となる。
こんな毎日の生活の中でも、時折幸せな気分に浸れることがある。
彼女が完全に潰したと思われたプチプチのなれの果てに、まだ潰してないブツを見つけた時。
そしてはやる気持ちを抑えつつ、潰します。
時計が時を刻む音しか聞こえない部屋の中に、小さな「プチッ」という音が響きます。
夜中の3時過ぎ
彼女が寝静まった後に見つけるこの「良かった探し」の時間が、
今の僕にとってのササヤカな「幸せの時間」です。
僕は今、幸せです。
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川上産業株式会社(ドメインがpuchipuchiなのね。今、気付いたよ)
http://www.putiputi.co.jp/
※ 本日の日記の文章につきましては、若干脚色もあるやもしれませんが、概ね事実に即して記載されておりますことを、ご了承ください。