JAXA一般公開

saitoukanchou2012-07-28

年に一度のお楽しみ。JAXA相模原の一般公開に出掛けてきました。

知的好奇心がフル充電できるこの機会は、夏休みということもあり親子連れでわんさかと混雑していましたが、それでもそんな中を掻き分けて、色々と見学してまいりました。

様々な実験や機器類の展示にはどれも見応え充分で、もっともっと長い時間を掛けて見ていたり、JAXAの職員の方にもっと質問したかったですねえ。

そんな中でも特に興味が湧いたものは、宇宙での太陽光発電です。名称は「宇宙太陽光利用システム(SSPS=スペース・ソーラー・パワー・システム)」!!カッコイイ!!

つまり、大気圏外であれば10倍もの光量がある太陽光を幅2.5キロもの太陽電池で受けて、地上の受波施設に向けて発電した電気をマイクロ波に変換し送電するといったものです。

詳しくはこちらのページにありますが↓
http://www.jaxa.jp/article/interview/vol53/index_j.html

何となく私的なイメージとしては、「機動戦士ガンダム」の「ソーラ・レイシステム」みたいなものかなあ?と、あれは軍事向けですが、射出する波動が破壊光線であるのか、マイクロ波であるのかという違いなのかなあ?と。いや、そんな簡単なものではないとは思いますが・・・まあ、あくまで”イメージ”ですからね、”イメージ”・・・。


それにしても壮大な計画であり研究ですよねえ。
幅2.5キロもの太陽電池は、宇宙で少しずつユニットを連結していくのか?あるいは小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」くんのように( http://www.jaxa.jp/projects/sat/ikaros/index_j.html )折り紙の要領で折りたたんだ太陽電池を遠心力で一気に拡げていくのか??ひまわりのように常に太陽に向けるのか?

自分は研究者ではありませんが、そうしたことをあれこれと勝手に考えるのも楽しいですし、研究されている方から直接、このようなお話を伺えるのは本当に勉強になります。

JAXA相模原での一般公開はこうして年に1回ではありますが、常設展示がありますし(ただし、受付で記帳しないといけないのですが)、M−Vロケットやはやぶさの実物大のモックアップは一般の方でも(記帳すれば)観ることは出来ます。

更に隣にある相模原市博物館( http://www.remus.dti.ne.jp/~sagami/ )では毎日プラネタリウムが上映されていますし、ここでしかない番組もありますので、オススメです。更に9月までは日本の宇宙開発の父:糸川博士の特別展示もあります(更に無料です!)。ペンシルロケットからおおすみへとかけた歴史を実際の資料や模型に写真を組み合わせて展示されていて、こちらもまた、見応え満点です。

糸川博士の宇宙開発にかけた不屈の意思と、素晴らしい言葉の数々・・・私は感動しました。

まだまだ夏休み期間中ですので、親子でどこかお出掛けする場所に頭を捻っている方には、ぜひぜひ!!